普遍的な美しさを求めて

技術職としての美容師

 美容院の雰囲気という箱に頼っているうちはまだまだなんだと思います。衛生法上ありえないのですが、ものの例えとして野原で設備はカットチェアとハサミだけ。そんな店でも来てくれる様な店づくりを目指しています。美容院から出た瞬間が一番綺麗なのではなく、数日してからも、伸ばしていってもスタイルが決まるように形を作り込んでいきます。

形も大事だけど質感も大切にして欲しい

 綺麗なスタイルづくりは大切です。しかし、同じ様に…もしくはそれ以上に大切なのが髪の質感です。お気に入りの色にできたけど髪がバサバサしていたら美容院から出た次の日からスタイルはまとまらず、バサバサした髪は実年齢より老けて見えてしまいます。年齢に合わせた服を着ていくのと同じ様に年齢と共にスタイルを考えていく。普遍的な美しさはアートやモードいわゆるパーティー仕様ではなく、普段のあなたが美しい必要があるからです。。

名ばかりのものには手を出さない

 「この製品はノンシリコンなんで…これは、ノンジアミンカラーですよ。オーガニックなので。」そのなくした部分を名前が変わっただけで同じ様な成分で補うような事を平気でする。ものを売るための修辞表現にまみれた美容業界。その中で私達はブランドなどに頼ること無く、いつもフラットな目線で製品を選定しています。実際に効果を感じられるか?効果はどのぐらい持続するか?続けてもらえるような価格か?扱いやすいか?採用するまでに疑問符をつけ続けていきます。